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古代文字字典全集【全六巻】  新刊

古代文字字典全集【全六巻】

甲骨文から篆書まで、古代文字がたどった変遷を、 字形や時代背景を考慮し、全六巻の古代文字字典に編纂!

著者 城南 山人 編著
ジャンル 書道 > 辞典・事典・字典
書道 > 書体別 > 篆書
書道 > 篆刻
出版年月日 2011/01/14
ISBN 9784839311131
判型・ページ数 B5
定価 本体45,000円+税
在庫 在庫あり
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目次

古代文字字典【全六巻】はセット販売のみです(分売できません
【体裁】全六巻函入り(各巻:B5判・上製・クロス装)
【ケースサイズ】縦:27.5㎝ 横:17.5㎝ 奥行:20㎝

【第一巻】殷代甲骨文 甲骨文宝典 頁数:228頁

【第二巻】西周期金文 金文宝典 頁数:268頁

【第三巻】東周期諸文字 春秋戦国期文字宝典 頁数:392頁

【第四巻】東周期古文 古文宝典 頁数:400頁

【第五巻】東周期古文 続 古文宝典 頁数:680頁 

【第六巻】秦代小篆 説文解字宝典 頁数:416頁

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内容説明

本書は、書家の立場で「古代文字」と出会い、その美に魅了され、古代文字研究と字典編纂に心血をそそいだ、城南山人氏の集大成と呼べる字典全集である。

有力な諸学説の研究成果を等しく比較し、一覧表という簡潔な姿にまとめあげた本全集は、書家・書学者にとって自由な創作活動への扉を開く貴重な資料であると同時に、未だ解き明かされることのない古代文字研究への道を切り開く第一級の「資料」である。

 

書作品や篆刻作品で古代文字を扱おうとする場合に、いちばん問題になるのは字典である。

遠い時代の文字であるゆえ、未だに分からないこと・不確かなことが数多くあり、文字学関連の諸学者間にも意見の相違が多く存在する。

字典を利用する場合は、自分の考えに最も近いと思われる説の字典を一冊選んで利用するか、複数冊の字典を手元に置き、文字ごとに利用者が比較・判断することになる。本全集は言うまでもなく後者の立場に立っている。

本全集に収められた字典は、現存する資料をもとに編纂された新旧の字典から、有力なものを選び出し、出典を明記した上で字形を掲載、諸説で異なる解釈まで含めて比較一覧化している。

諸説を比較一覧化、あるいは時代、字形ごとに細分化して、利用者の判断で「この一字」を選ぶための「考える材料」を提供するスタイルの字典は、編者が字典を利用する立場として最も切望したものであった。しかし氏が古代文字の世界に足を踏み入れた当時(現在も氏の著作以外に存在しない)、そのような字典はなく、「自分用に」と創り続けた字典群がこのたび全集となったのである。

「古代文字書道」という名称の生みの親でもある城南山人氏が、使命感を持って古代文字研究に取り組み、資料編纂に徹する姿勢を貫いた本全集は、「使い易い古代文字字典とは何なのか」を模索し続けた氏が到達した結論であり、未だ解き明かされる事のない「古代文字」の全容を知るため、そして自由な創作活動への道を切り開くために、現代に生きる我々が手に入れた貴重な「宝典」である。

 

 

【第一巻】殷代甲骨文 甲骨文宝典

「甲骨文」を知る上で最も重要な新旧七冊の字典を、見出し文字に対して、それぞれ欄を設け掲載、一目で各説の字形を比較できるように構成されている。また、各欄の甲骨文には原書(出典)での掲載ページを記し、容易に出典にあたれるように工夫されている。甲骨文作品を作るとき、自身の納得する「この一字」を決定するための「考える材料」を提供してくれる、利用する側の立場で編纂された甲骨文字字典。

各欄の字典出典は以下の通り

第一欄『甲骨文編』孫海波/中国科学院考古研究所 (1965年刊)

第二欄『続甲骨文編』金祥恆(1959年刊)

第三欄『漢語古文字字形表』徐中舒(1980年刊)

第四欄『古文字類編』高明(1980年刊)

第五欄『字統』白川静(1984年刊)

第六欄『甲骨文字字釈綜覧』松丸道雄/高島謙一(1993年刊)

第七欄『新編甲骨文字形總表』沈建華/曹錦炎 (2001年刊)

 

 

【第二巻】西周期金文 金文宝典

本書は、「篆書時代」の金文(殷代・西周期・東周期・秦代の四つ)のうち西周期金文を、第一巻と同様に、字釈に違いがある四点の字典を各々欄を設け掲載、一目で各説の字形(附:出典の掲載ページ)を比較できるように構成した。金属器に鋳込まれた、或は刻み込まれた「金文」は殷代後期から僅かに存在するが、殷を倒した周王朝のもと、金文は荘重な美しさを増し頂点を極めた。これが西周期金文であり、金文といえば本来この西周期金文をさし、言い換えれば西周期の文字といえる。その後、東周期(春秋・戦国時代)になると、雰囲気、字形ともに著しく差異が生じるてくるため、質の均一な書道を展開するためにも西周期の文字に東周期の文字を混入してはならない。本書は西周期金文に限定して掲載しているため、利用者は安心して自身の納得する「この一字」を決定することができる。

各欄の字典出典は以下の通り

第一欄『金文編』容庚( 1985年刊)※古典的名著の最終改訂版

第二欄『漢語古文字字形表』徐中舒(1980年刊)

第三欄『古文字類編』高明(1980年刊)

第四欄『字統』白川静(1984年刊)

 

 

【第三巻】東周期諸文字 春秋戦国期文字宝典

 

春秋そして戦国の時代(東周期)に突入すると、文字の世界も始皇帝の文字統一(小篆)に至るまで、さながら戦国の様相を呈する。本書は字形の形状、文字が書かれる素材、文字を書く人々も多様化した東周期に焦点をあて、文字の全体像を見、様々な書道の可能性をはかるよう編纂された労作である。見出し文字に説文小篆を附し、その下を十五段に分け、東周期出土遺品中心に字例を掲載、主な出典は『漢語古文字字形表』と『古文字類編』(見出し文字の上に出典の掲載ページを記載し、容易に原書にあたれるよう配慮)、二書にないものは編者が直接原本、またはこれに近いものにあたって極力補っている。十五段のうち、上十段までは東周期の一つの器物や著録からの抄出、或は発掘単位の作品別に掲載されている(上五段に籀文系文字「説文籀文」「石鼓文」「詛楚文」「侯馬盟書」「中山王器」、次の五段には古文系文字「説文古文」「三体石経」「楚竹簡」「楚帛書」「鄂君啓節」)。下五段には雑多な著録から得られる種類別の集合で、「古陶」「古印」「布貨」「その他」「東周期金文」に分類され、これらは上十段を補強する役目を果たし、種々の考察を為す上にも重要なものとなる。

 

各欄の字典出典は以下の通り

『漢語古文字字形表』徐中舒(1980年刊)

『古文字類編』高明(1980年刊)

 

 

 

【第四巻】東周期古文 古文宝典

 

『説文』や「三体石経」に断片的に取り上げられた古文だが、宋の時代になって『汗簡』(郭忠恕/北宋初年)、『古文四声韻』(夏竦/1044年)などの字典が相次いで出版され、伝世古文の資料は出そろったことになる。宋代においても『説文』や「三体石経」の他、古文の資料として纏まったものが無かったのは現在と同じであるが、当時はまだ古文で書かれた経典類が、不完全な形であったとしても、実物であれ写本の形であれ存在していたので、『汗簡』『古文四声韻』はこれらを徹底的に収集保存した。両書ともに膨大な数の書物から古文を採取しており、これは当時見る事の出来た古文資料の総てに近いと思われる。東周期出土遺品中心に編纂した『第三巻』に対し、『第四巻』の本書は、写本を中心とした伝世古文による『汗簡』『古文四声韻』を『説文』とともに比較一覧化した。両書が同一の碑から採ったとする字形も、引き写しの過程で字形に差異が生じており、これらを一目で比較できるのも本書の面白さである。字例の右の一文字は原書が引拠している書名の略字で、巻末に両書の総ての引書目、及びその略字のリストを附した。

 

 

 

【第五巻】東周期古文 続 古文宝典

 

運命的な出会いで幻の古文字典『集篆古文韻海』を入手した著者は、索引もなく韻書(漢字を韻によって分類)であったそれを、画数順に整理し、日本人にとって使い慣れた体裁の字典へと編纂した。『集篆古文韻海』は前出の『汗簡』『古文四声韻』に続いて1119年に杜従古によって撰述された古文字典である。中国で発刊されたいくつかの叢書に収められてはいるが、日本国内では収蔵先もごく僅かな大学や図書館に限られ、結果、学者や研究者以外の目に触れる事はほとんど無かった。この本が幻の古文字典と呼ばれるゆえんである。『集篆古文韻海』は韻書のため、本来の字義にあたる字形以外に同声同韻も列挙されている。本書ではその同声同韻も掲載し、韻書である原書の特性を残した。『集篆古文韻海』に収録された文字は字形がふくよかで、線が滑らかであり、全体の統一感、法則性、文字のバランス、デザインが優れている。収録されている文字数も膨大で、本書が書作のための資料として整理され発刊された意義ははかりしれない。

 

 

 

【第六巻】秦代小篆 説文解字宝典

 

本書は『説文解字』に収められた九千余字を画数順に配列し編纂した、部首法の知識がなくても正確な篆書(小篆)を簡単に知ることが出来る実用的な字典である。広義の篆書時代(古代文字の時代)の最後を飾る「小篆(狭義の篆書)」を総括するために、『説文解字』とその周辺の字典群を用いて一冊とした。紀元100年、後漢の許慎によって書かれた史上最古の漢字研究書『説文解字』は、小篆を親字に漢字九千余字について、形・音・義を明らかにし、独自の世界観を文字群の分類と全体の構成に盛り込んだ書物である。編者は『説文解字』の全文を、分かりやすい形で見ることが、より深い漢字理解に繋がるという考えのもと、本書のベースをいくつか存在する『説文解字』のテキストのうち、『説文』に対する注釈の最高峰とされる、段玉裁(清代)の『説文解字注』(いわゆる『段注説文』)にし、下欄には台湾:芸文印書館刊行の『説文解字注』のページ数を記載、原書の注釈にあたれるようになっている。字例は『段注説文』から採取しているが、『段注説文』と『大徐本』で小篆の字形が相当異なる場合は、それらを併載している。また、『大徐本』『小徐本』『説文解字篆韻譜』『説文通訓定声』『説文解字音均表』などにみられ、『段注説文』にみられない文字も取り上げ、『大徐本』にある「新附字」もすべて掲載した。

 

 

 

 

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