目次
田 黄×九点(田黄獅子鈕長方印等) 田 白×二点(田白梅花鈕四方印等)
芙 蓉×四点(黄芙蓉獅子鈕四方印等) 柘 榴×二点(柘榴紅獅子鈕四方印等)
桃花凍×三点(桃花凍遊環鈕長方印等) 水 晶×五点(黄水晶凍獅子鈕四方印等)
青 田×九点(青田凍象鈕四方印等) 鶏 血×二点(鶏血平頂四方印等)
その他、翡翠、広東緑、牛角凍等二十点、箱および印面数点
内容説明
美しい写真図版で印材・五十六点を掲載した、本邦最高品質の印石写真集!
田黄をはじめとする古印材の名品を厳選し収録した本書は、資料的価値もさることながら、そのハイ・クオリティーな図版とあいまって本書自体が美術品とも呼べる仕上がりとなっている。
近年、デジタル技術の導入など出版界を取り巻く環境は激変し、更に中国本土の経済発展により、さまざまな印材の研究書が出版されるようになりました。しかしながらその書物の多くは、印材の種類の鑑別に重きを置くものがほとんどで、しかも新印材が中心となっています。
幸いにも、日本に伝世した優れた古印材はいまだに数多くあります。本書は2007年に発行の『文房精華』に続く書物として、石印材を中国美術の一分野として扱っています。
前著では、これまで写真で紹介されたことのない美術品を紹介する、ということを主眼としていたため、著名な印材でありながら、紹介できずにいたものも多々ありました。本書では、過去の図録などに掲載されているものも再録してあります。優れた石印材の選定はもちろんのこと、石印材の質感や色を再現するために、可能な限りの試行錯誤を繰り返しました。もちろん、最新の印刷技術を導入したことは言うまでもありません。過去に紹介されている作品でも、本書では全く違う印象を持たれるものもあると思います。
石印材が絵画や陶磁器と同等以上に、美術品として優れたものであるということが再認識されるきっかけになれば幸いです。
近藤 泰
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